性感染症

診察について

お忙しい方でも来院していだけるよう、予約不要で夜8時まで診療しております。
基本的に保険診療のため、自費診療に比べ、検査を含む診療代や薬代は、費用負担の軽減になります。
ご相談の多いクラミジアや淋病などに対して、尿道炎や咽頭炎の症状があれば、抗生物質の内服による即日治療も実施しています。
また、症状がない場合やプライバシーを知られたくない場合などは、自由診療を選択することもできます。
保険診療の場合は、必ず保険証を持参ください。

受付、診察、検査の流れ

直接ご来院、又はWeb予約⇒受付にて、ご本人確認、問診をさせて頂きます。

初診の方は直接のご来院も可能ですが、下記のボタンより

日時のご予約が可能です。受付時の手続きがスムーズになります。

※再診の方につきましてもご予約可能です。

※ご不明な点はご連絡下さい。TEL04-7164-0225

※ご予約の前に休診日等のご確認下さい。

※問診票の送信は不要です。

診察をします。
  • 性病検査でご来院の方には、男性医師のみの診察となります。
  • クラミジアや淋病性尿道炎が強く疑われる場合は、先に尿検査をしていただく場合があります。
検査をします。
  • クラミジア
    男性※尿検査
    女性※子宮頚管分泌物をご自身で採取していただきます。
     ★必要により血液検査を行う場合があります。

  • 淋病
    男性※尿検査  
    女性※子宮頚管分泌物をご自身で採取していただきます。

  • 尖圭コンジローム
    問診と皮膚の状態から判断します。

  • 性器ヘルペス
    問診と皮膚の状態から判断します
     ★必要により血液検査を行う場合があります

  • 梅毒
    血液検査を行います。

  • エイズ
    血液検査を行います。


    当院では、クラミジアや淋病などは、郵送検査や即日検査よりも、正確で検出率が高いとされるDNA検査を行うため、後日結果をお知らせします。ただし、症状があれば抗生物質の内服治療を当日から開始いたします。

性感染症とは

性感染症とは、「性的接触によって感染する病気」です。
病原体を含む精液、腟分泌液、血液などが、口や性器の粘膜、皮膚などに接触することで感染するため、SEXのほか、オーラルSEXやアナルSEXでも感染します。
性感染症の種類によって、症状、検査、治療法が異なるので、専門医による診療が重要です。

受診は不安や恥ずかしさがあるかもしれませんが、検査によって感染がない場合もありますし、検査で病気がわかれば早く治療し、完全に治すこともできます。
特に女性では、不妊症や重篤な合併症、妊婦では流産や早産の原因になりかねません。
性病は、パートナーと一緒に治療することが重要です。
何か異変や性感染症の不安を感じたら、遠慮なくご相談ください。

性感染症の種類

症状からみた性感染症

各疾患について

性器クラミジア感染症

日本で最も多い性感染症です。

症状
感染してから1~3週間で発症します。
男性では尿道炎が最も多く、精巣上体炎も発症します。
女性では子宮頸管炎、骨盤内付属器炎、肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症 候群)、不妊などを起こすが、自覚症状の乏しい場合が多い。

検査
尿検査(男性)、膣分泌物(女性)のDNA検査により判定。通常、約1週間で結果判明します。

治療
抗生剤(アジスロマイシン)の内服を行います。

淋菌感染症

日本で最も多い性感染症です。

症状
感染してから2~9日で発症します。
男性は、尿道炎を呈し、重症化すると精巣上体炎となることもある。
女性は子宮頚管炎を呈するが、自覚症状が乏しい場合も多い。

検査
尿検査(男性)、膣分泌物(女性)のDNA検査により判定。通常、約1週間で結果判明します。

治療
抗生剤(セフトリアキソン)の点滴治療を行います。

淋菌、クラミジア性尿道炎の比較
 淋菌性尿道炎クラミジア性尿道炎
潜伏期 2~9日 1~3週
主な症状 排尿痛 排尿痛
発症の仕方 急激 ゆっくり
尿道分泌物 白色、膿性(ねっとり) 透明、漿液性(さらさら)
治療法 注射による抗生剤投与 経口による抗生剤投与
淋菌、クラミジア性尿道炎の比較
 淋菌性尿道炎クラミジア性尿道炎
潜伏期 2~9日 1~3週
主な症状 排尿痛 排尿痛
発症の仕方 急激 ゆっくり
尿道分泌物 白色、膿性(ねっとり) 透明、漿液性(さらさら)
治療法 注射による抗生剤投与 経口による抗生剤投与

梅毒

トレポネーマ・パリダム(Treponema Pallidum)という細菌による性感染症である。
近年、日本で急増しているので注意が必要です。
梅毒は治療しないと経過とともに症状が進行し、重篤になることがあります。

1期(感染から3週間)
小豆ぐらいの大きさの硬いしこりを陰部に認め(初期硬結)、
やがてその部分が潰瘍になります(硬性下疳)。
この時期に痛みを感じることは少なく、潰瘍は単発である場合が多いですが、多発する場合もあります。
その後、両側の鼠径部(足の付け根)に、リンパ節腫脹に伴う触っても痛みがないしこりが現れます。
治療しない場合、この症状は2~3週間で自然に消えますが、それは治ったのではなく、続いて第2期の症状が出現してきます。
治療を行えば2期へと進行することはありません。

2期( 3か月から3年)
手のひらなど皮膚のあらゆる部分に小豆ぐらいの大きさのしこり (丘疹性梅毒疹)、背中を中心にぽつぽつと赤い発疹(梅毒性バラ疹)、口の中の腫れや潰瘍(梅毒アンギーナ)など、多彩な皮膚症状が出現。
その後は自然に消失しますが、治療をしないと再発を繰り返して第3期へ進行します。
ただし、多くはこの2期までに見つかり、治療により完全に治すことができます。

第3期(3年~10年)
皮膚の下にゴムのような固い腫瘤(ゴム腫)を生じてくることがあります。
第4期(10年)
大動脈炎、大動脈瘤、進行性麻痺の症状が現れ、死に至ることもあります。


検査
採血で確定診断をします。脂質抗原(カルジオリピン)に対する抗体を測定するRPR法やトレポネーマ(Treponema:TP)に対する特異的抗体を測定するTP抗体検査法(TPHA法等)を使用します。感染初期(3週以内)では、陽性反応が出ないことがあります。

治療
ペニシリン系の抗生剤を内服します。
第1期であれば2~4週間、第2期であれば4~8週間が内服期間の目安です。
第2期以降で治療開始された場合、内服開始直後に、39℃前後の発熱を認める場合があります。
これは菌が破壊され、体が反応するもので、ジャーリッシュ・へルクスマイヤー現象といわれています。薬の副作用ではないため、驚かれずに発熱しても内服を継続してください。
治療判定のため治療後も定期的に採血を施行します。
パートナーの検査、治療も必ず必要です。

尖圭コンジローマ

ヒト乳頭種ウイルス(human papilloma virus:HPV)による性感染症です。

症状
感染してから3週~24週、ウイルスは潜伏してから、乳頭状(カリフラワー状)の腫瘍として発症します。
潜伏期間が長いことからいつ感染したかわからないことがあります。

検査
特徴的な形をしているのでイボを診ることで診断できます。

治療
部位、個数などに応じて、下記治療から方針を検討します。
非常に再発しやすく、治療も長期にわたる場合があります。

  • イミキモドクリーム(ベセルナクリーム5%) 週3回塗布 
  • 液体窒素による凍結療法 
  • 外科的切除

性感染症の種類

お気軽にご相談ください 泌尿器科 / 内科 / 腎臓内科 柏駅東口より徒歩3分 土曜診療あり

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