膀胱鏡検査前後の過ごし方について
2023.07.01更新
こんにちは、看護師チームです。
今回は、泌尿器科特有の検査のひとつである膀胱鏡検査に関するお話です。
膀胱鏡検査とは、尿道の先から内視鏡を挿入して、膀胱・尿道・前立腺を観察する検査です。
検査の詳しいことについては、ホームページの検査についてのところをご参照ください。
内視鏡検査と聞くと、「注意することや制限があるのかな?」と不安がありますよね。
よく質問されることについてまとめてみました。
まず、検査前の過ごし方です。
特別注意することはありません。普段通りお過ごしください。
また、いつも通りの食事でかまいませんし、内服薬を飲んでも大丈夫です。
次に、検査後についてです。
4つ注意点があります。
① 検査後に排尿時の痛みや血尿が起こることがあります。徐々に改善していきますが、排尿時の痛みが強くなる、尿の出しづらさが強く、38.0度以上の発熱、血尿がどんどん濃くなるようなことがありましたらクリニックにご連絡いただき受診をしてください。
② 検査後の膀胱炎や尿道炎を予防するため、水・お茶などの水分を普段よりも多く(1.5リットル位)摂っていただきどんどん排尿してください。
③ 検査当日の飲酒や刺激のある食事は控えてください。これらは、検査による出血があった際に出血を促進させてしまう可能性があるためです。
④ 入浴ですが長時間湯船につかることで血の巡りが良くなり、検査による出血を進めてしまう可能性があります。当日は短時間もしくはシャワー浴をお勧めしております。翌日以降は通常通りで大丈夫です。
いかがでしたでしょうか。
患者さんが安心して検査を受けていただくことができるよう、今後も情報提供していきたいと思います。
BY TO