スタッフブログ

2024.06.28更新

こんにちは。
かしわ腎泌尿器クリニック看護師チームです。
穏やかで過ごしやすい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は当院で行っている手術と検査の統計データをまとめたのでお話します。
まず当院では膀胱腫瘍を摘出する手術のスネア(ワイヤーを輪投げの様に腫瘍の根元にかけ、焼き切る手術)と、前立腺癌の有無を診断するための前立腺針生検をどちらも日帰りで行っています。

 輪投げ

2022年8月から手術をスタートし、2024年2月までのデータではスネアは23件、前立腺生検は47件実施しました。

スネアは23件中14人、全体の61%が陽性でした。
陽性者は全員が当院で引き続き定期検査を行っております。

前立腺生検は47件中34人、全体の72%が陽性でした。
前立腺生検で陽性だった方は当院で引き続き定期受診をしていく以外に、慈恵柏病院、我孫子東邦病院、がんセンター、慈恵本院を主に紹介しています。
当院では、経過観察をしていく方、リュープリン注射等のホルモン療法を行う方がいます。
また紹介先である慈恵柏病院や我孫子東邦病院へは手術目的の方が多く、
がんセンターには陽子線治療を行う方、慈恵本院へは小線源療法を行う方がいました。

★入院をせずに日帰りで行えるということが患者さんにとっては身体的にも、精神的にもメリットであると考えます。帰宅後も不安にならないように術前検査から術後まで関わっていき、当院で行えて良かったと思ってもらえるような看護をこれからもしていきたいと思います。患者さんにとっても治療をする上で納得できる環境を提供していけるよう努めていきます。

BY NO

 

2024.06.10更新

こんにちは。看護師チームです。

当クリニックでも肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)の取扱いがスタートし、対象者についても既にお話しましたが、今回は肺炎球菌感染症とワクチンについてより詳しくお話しようと思います。

肺炎球菌感染症とは…

肺炎の中でも成人肺炎の20-40%を占め、肺炎球菌細菌によって起こる感染症です。肺炎球菌は莢膜(きょうまく)と呼ばれる分厚い膜に覆われています。そのため体の免疫からの攻撃に強く、退治するのが難しい細菌です。また、抗菌薬(抗生物質)が効かない耐性菌も確認されており、注意が必要な感染症の一つです。

 

この菌は主に小児の鼻や喉に存在し、気道の分泌物に含まれて唾液、くしゃみ、咳などを通じて感染します。

日本人の約3-5%の高齢者の鼻や喉の奥にも常在していると言われています。加齢や抵抗力の低下などがきっかけで進展し、特に高齢者では気管支炎、肺炎、髄膜炎、敗血症など命にかかわる重症化のリスクがあります。

肺炎球菌には90種類の型があり、肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)はそのうち重症化を起こしやすい23種類の型に対し免疫をつけることができます。

全ての肺炎を予防するものではありませんが、23種類の肺炎球菌感染症を4割程度予防する効果があります。
接種後はおよそ3週間で抗体ができ、1回の接種で5年間は効果が持続します。

副反応としては、筋肉注射のため部位の腫れ、痛み、筋肉痛、発熱等がありますが、通常は5日以内には治まることがほとんどです。

 

当クリニックでは柏市に住民登録があり、接種時に65歳の方が対象者となります。気になる点があれば、どうぞスタッフまでお気軽に相談下さい。

ワクチン

BY TA

 

お気軽にご相談ください 泌尿器科 / 内科 / 腎臓内科 柏駅東口より徒歩3分 土曜診療あり

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