スタッフブログ

2023.12.23更新

こんにちは。
かしわ腎泌尿器クリニックのナースチームです。

当院はクリニックですがCTという器械があります。
初診の患者さんにどうして当院を選んで受診したのか聞いてみると
「CTがあったから来てみたよ。」「クリニックなのにCTあってすごいね!」など
CTが置いてあるから来たという患者さんが多数いらっしゃいました。

ですので、今回は【CT】についてお話します。
CTとは、(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置)の略で、X線を利用して体内の状態を断面像として描写する検査です
大きな筒の中に寝た状態で入り検査をします。(イラストはCT検査の様子です。)

CT

★CTは比較的動きに強く空気や石灰化の描写が得意な検査です。特に心臓やその周りにある肺、血管の石灰化の診断に有用です。

   また、一度に広範囲の撮影が可能な検査です。

【胸部CT】
胸部X線検査には写らない早期の小さな肺がんや炎症の発見に有用です。
また、胸部大動脈瘤や心臓血管の石灰化の観察ができます。


【上腹部CT】
主に肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓の病変の発見に有用です。


【下腹部CT】
大腸や膀胱、男性は前立腺、女性では子宮や卵巣の病変の発見に有用です。


長所と短所を簡単にまとめてみました!↓↓↓

【長所】
・検査時間が比較的短い(数分程度)
・騒音、閉塞感が少ない 
・骨、肺の内部構造などが明確に描出される
・体内に金属が入っていても撮影できる 
・体内に金属が入っていても撮影できる
↳※ペースメーカ・ICDは機種によって撮影できません

【短所】
・放射線による被ばくがある 
・MRIに比べて軟部組織の変化がわかりにくい
・骨に囲まれている部位はアーチファクト(画像の乱れ)が出やすい


長所と短所を踏まえた上で、診断・治療に必要であればCT検査をすることに対してメリットは大きいと思います。
検査に不安があるときには、医師にしっかりと相談・確認した後で検査を受けましょう!

BY NO

 

2023.11.16更新

こんにちは、看護師チームです。
今回は尿検査についてのお話です。

尿検査は泌尿器科の診察に必要な情報を得ることが出来る検査です。
当院では、来院されたら多くの方が最初に行っていただく検査になります。
ただし、超音波検査(エコー)やCT検査が予定されている方は、尿を溜めた状態で受けて頂く必要性がある為、それぞれの検査を受けてからになります。
(検査の待ち時間中に、我慢が出来ない場合にはスタッフにお声がけください。)
また、初診の方で、尿検査があるかわからないけれども、クリニックに到着した時点でトイレに行きたい方には、念のために採尿コップをお渡しすることもできます。
お気軽にスタッフにご相談ください。

検査では、一般的に中間尿(最初の尿は10-20cc程度排尿した後、その後の尿を採る事)を50ccくらい(当院の尿コップで下から2本目の線があるところ)の採尿を出来る限りお願いしています。
男性の方のうち、排尿時痛の症状で受診される場合は、
出始めから(初尿と言います)30cc程度の採尿をお願いします。

女性の方で、月経中の方には、月経何日目頃なのかを教えていただくようご協力お願いします。尿中の潜血反応等の検査での判定において必要な情報になります。

患者さん方の中には、クリニックでの採尿は緊張してしまい検査することが出来なかったらどうしようという不安があるかたもいらっしゃると思います。
心配な方や難しい方には、ご自宅で採尿して持ってきていただくように事前に容器をお渡しすることもできますので、看護師にご相談ください。
状況によっては、看護師から提案させていただく場合もございます。

 

最後に、ご協力のお願いです。
クリニックのトイレには、採尿後のコップを置いていただく場所があります。(写真1)
採尿しましたら、この提出場所に置いていただき、ボタンを押して(写真2)

トイレから出て、待合室で診察をお待ちいただけるようお願いいたします。スムーズな検査と、次に入られる方へのエチケットにもつながります。どうぞご協力をお願いいたします。

検尿2

写真 1:丸印のところが、採尿コップを入れる場所です。

検尿2

写真 2:提出後、丸印内にあるボタンを押して、トイレから退出してください。

BY TO

 

2023.11.07更新

こんにちは。看護師チームです。
秋の気配を感じられる日も増えてきましたがいかがお過ごしですか。


以前、当院で行っている『前立腺生検が決定するまで、生検までの流れについて』をお話しました。今回は生検直後の状態と注意点についてお話します。
腰椎麻酔をしても普通に歩いて帰れるの?と心配される声が患者様からよく聞かれます。
麻酔の影響により、普段とは違う足の違和感が残る方が多いですが、動作等には問題なく直後も自身で歩行できる方がほとんどです。
ご高齢の方等、麻酔の影響にも多少個人差がある為、稀に足元がふらつき1~2時間は車椅子を使用する方もいらっしゃいますが時間の経過と共に徐々に感覚は戻りますのでご安心下さい。


腰椎麻酔の影響でもう一つ心配なことは、尿意や便意が直ぐに戻らないことです。
尿意については生検後2時間経過しても自身での排尿がない方が多く、一時的に管で尿を出し帰宅される方がほとんどです。
便意についてもやはり直後は感覚がなく、無意識のうちに便が出てしまうケースも稀にあります。
特に普段から便秘傾向の方、下剤の影響を受けやすい方に多いので患者様の事前情報から感覚が戻るまでオムツを使用することもあります。
便意や尿意の間隔がないのは麻酔の影響の為、徐々に戻るのでご安心下さい。


また生検当日は感染や出血のリスクから入浴は出来ませんがシャワー浴は可能です。
当日は麻酔の副作用による吐き気や頭痛を誘発させないために、外出を控えなるべく安静にしていただきます。
その他、出血の原因になる為飲酒は2週間禁止等日常生活の注意点があります。

生検前

お仕事の都合や飲酒歴など、日々の生活習慣により生検への心配な点は患者様によって様々だと思います。

生検前のオリエンテーションでは患者様の情報を得て、不安なく生検が迎えられるようお話出来ればと思いますので遠慮なく心配事はおっしゃって下さい。

BY TA

2023.10.10更新

こんにちは。
まだまだ暑さが厳しくてこたえますね。

今日はクリニックでの看護師の役割についてお話させていただきたいと思います。
クリニックは外来診療ですので、患者さんは医師による診察を受けた後、検査や処置などを行って、帰っていただくという流れです。
医師は1日に何人もの患者さんの診察をするため、話しをする時間にも限りがあります。
診察後に、これも言えばよかったかな、あれを言い忘れちゃった
などのご経験はありませんか??

そんな時こそ私たち看護師の出番です。
ぜひ私たち看護師にお声かけください。

当院は他のクリニックと比べて検査や処置などが多く、手術も行っているため、看護師が多く働いています。
日中ですと常に3~4人の看護師が勤務しております。
せっかく診察を受けたのに、不安を抱えながら帰るのはもったいないです!
診察後に少しでも不安や心配事がある際は、看護師でも受付スタッフでもいいので、声をかけてください。
看護師がお話を聞かせていただいて、医師からの説明をよりわかりやすくご説明させていただいたり、不足の部分は医師に確認したりいたします。

初診でかかられた際にも、診察をスムーズに進めさせていただくために、事前にお話を聞かせていただくことがあります。
特に女性の方で、男性医師には言いにくいようなことがあれば、受付で言っていただければ、看護師が問診をさせていただきます。

このようにクリニックにはたくさんのスタッフが働いております。
医師、看護師、受付スタッフ、それぞれの職種のスタッフが色々な部分を補いながら、患者さんに安心して、満足して帰っていただくことを目指しておりますので、遠慮せずに誰にでも声をかけてくださいね。

看護師の役割

BY YA

 

 

2023.10.02更新

皆さんこんにちは
かしわ腎泌尿器クリニックの事務チームです

今年の3月に引き続き千葉県泌尿器医会ニュースにて、当院院長の岸本幸一先生の記事が掲載されています。

今回は、梅毒の治療経験について記載されています。

治療件数とその感染経路、併発性感染症などを報告しています。


梅毒での受診をお考えの方は、当院をご検討ください。

医会

BY NA

 

 

 

2023.09.27更新

当院では令和5年9月27日より接種を開始致します。

1.接種期間
令和5年9月20日~令和6年3月31日

2.接種対象者
初回接種を終了した18歳以上のすべての方(接種券が届いているかた)

3.予約方法
・柏市の予約システム:新型コロナワクチン接種予約システムについて 新型コロナワクチン接種予約システムについて | 柏市役所
・柏市のコロナワクチンコールセンター:☏04-7179-2313

※コロナワクチンをご希望の方は上記の柏市予約サイトかコールセンターよりご予約をお願い致します。
※当院の窓口とお電話でのご予約は行っておりません。
※ワクチンの数に限りがあります。ご希望に添えない場合もございますのでご了承ください。

コロナワクチン

BY A

2023.09.01更新

残暑厳しいですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、9月になり健診シーズンがやってまいりました。
当院でも定期健康診断、雇用入時健康診断等行っており、ホームページより24時間お申込みいただけます。

また、9月は健診シーズンにつき予約枠を拡大しております。
健診日の2日前までお申込み可能となっておりますので、近いお日にちで受診希望の場合も対応可能です。予約が埋まっていても、ご案内可能な場合もございます。
またホームページに記載のない検査は可能か等、相談も承っておりますので、気軽にお問い合わせください。(TEL 04-7164-0225)

健診予約

BY KO

2023.08.18更新

こんにちは。
かしわ腎泌尿器クリニック看護師チームです。
猛暑の毎日でございますが、いかがお過ごしでしょうか。


今回は、「尿閉」についてお話します。
まず、尿閉とはなにかというと、膀胱内に溜まっている尿を自力で出すことができない状態のことです。


尿閉についてお話しようと思った理由は、
最近尿閉で来院する患者さんが増えたなと感じたことがきっかけです。
新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、外出を自粛していた方たちも外へ出かけられる機会が多くなってきたと思います。

そのため、飲み会等でお酒を飲みすぎて尿閉になってしまう方がいます。
なぜお酒の飲みすぎで尿閉になってしまうのかというと


お酒を大量に飲むことで血管が充血し、前立腺がむくみ尿道を圧迫してしまうからです!!!

尿閉1

そうなると、尿が膀胱内に溜まり続けお腹がパンパンになりとても苦しい状態になってしまいます。

当院に尿閉で来る患者さんもとても辛そうです。

 

尿閉2

尿を早急に排出するために、尿道から膀胱内へ管を入れます。
その際、超音波検査をおこない腎臓が腫れていないか(水腎症などになっていないか)確認します。

 

個人差はありますが、1000ml以上も尿が溜まっていた患者さんもいました。
尿がどんどん出てくると、見てわかるくらいパンパンだったお腹もへこみ、苦しさ・辛さがなくなったとほっとした表情で患者さんが話してくれました。

本当に尿閉は辛い状態です。

 

お酒を全く飲んではいけません!とはいいませんが、特に前立腺肥大症の方たちは飲酒量はほどほどにしていただき、飲み会中も帰ってからも幸せな気持ちでいられるようにしてほしいなと思います。

尿閉3

BY NO

2023.07.01更新

こんにちは、看護師チームです。
今回は、泌尿器科特有の検査のひとつである膀胱鏡検査に関するお話です。

膀胱鏡検査とは、尿道の先から内視鏡を挿入して、膀胱・尿道・前立腺を観察する検査です。
検査の詳しいことについては、ホームページの検査についてのところをご参照ください。

かしわ腎泌尿器クリニック/各種検査

 

内視鏡検査と聞くと、「注意することや制限があるのかな?」と不安がありますよね。
よく質問されることについてまとめてみました。

チスト1

まず、検査前の過ごし方です。
特別注意することはありません。普段通りお過ごしください。        
また、いつも通りの食事でかまいませんし、内服薬を飲んでも大丈夫です。

 

次に、検査後についてです。
4つ注意点があります。

 

① 検査後に排尿時の痛みや血尿が起こることがあります。徐々に改善していきますが、排尿時の痛みが強くなる、尿の出しづらさが強く、38.0度以上の発熱、血尿がどんどん濃くなるようなことがありましたらクリニックにご連絡いただき受診をしてください。

 

② 検査後の膀胱炎や尿道炎を予防するため、水・お茶などの水分を普段よりも多く(1.5リットル位)摂っていただきどんどん排尿してください。

 

③ 検査当日の飲酒や刺激のある食事は控えてください。これらは、検査による出血があった際に出血を促進させてしまう可能性があるためです。

 

④ 入浴ですが長時間湯船につかることで血の巡りが良くなり、検査による出血を進めてしまう可能性があります。当日は短時間もしくはシャワー浴をお勧めしております。翌日以降は通常通りで大丈夫です。

チスト2

いかがでしたでしょうか。
患者さんが安心して検査を受けていただくことができるよう、今後も情報提供していきたいと思います。

BY TO

 

 

 

 

2023.06.04更新

こんにちは。かしわ腎泌尿器クリニック看護師チームです。

当クリニックでは昨年12月より第1・3水曜日を生検日(基本午前/午後1件ずつ)として

日帰り経会陰式前立腺生検が始まっています。
現在まで15名ほどの患者さんが生検を行っていますが、全員無事に生検を終えられている状況です。

前立腺がんの特徴として、男性のがん患者数1位・50歳以上に多い前立腺癌と言われています。
前立腺癌?前立腺生検って何?と思われる方は、三木・大林医師が医師コラムで詳しく紹介していますので、ぜひそちらを読んでくださいね。

down arrow

前立腺針生検:前立腺がんの確定診断/三木淳

日帰り前立腺針生検はじめました/大林広輝

 

看護師チームからは、生検が決定するまで~生検までの流れについて看護師の視点からお話ししていきたいと思います。
MRIの結果、前立腺癌が疑われ医師から生検が必要と説明を受けた方が対象となります。
下記の図は日帰り生検の流れになります。

 前立腺生検

 

生検が決まった方は、生検日の2~4週間前に手術前オリエンテーション・尿検査・採血・レントゲン・心電図検査を行います。抗凝固・血小板薬を内服されている方は、一時的に内服の中断をすることがあるため、おくすり手帳を持参していただきます。

前立腺生検をするにあたって看護師からオリエンテーションを行いますが、やはり患者さんが一番心配されていることは痛みについてです。
医師から14か所も針を刺すことを説明されれば、誰しもが痛みや恐怖心を抱きますよね?
一般的な経会陰式生検によるデメリットとして痛みが挙げられていましたし
看護師チームも看護師歴は長くとも日帰り生検は初めて。
脊椎麻酔(サドルブロック)の効果はどうなのだろうか?痛みなく終えることが出来るのだろうか? 
患者さんと同じ気持ちでした。

実際生検時の患者さんの反応ですが
・「痛くなかったね、痛みより針を刺すときのバチンって音の方が怖かったな」
・「押されている感じはするけど痛くなかったよ」
・「これくらいは大丈夫だな」

痛みよりも生検の針を刺すときに鳴る‘’バチン‘’という音にびっくりされる方がほとんどでした。
この音は看護師チームも大きくてビックリ!(笑)


結果、局所麻酔とサドルブロック(脊椎麻酔)を併用することでどの患者さんも痛みや出血なく終えることができ安心しています。
また自宅に帰られても日常生活に問題なく戻ることが出来ています。

生検を受ける方は初めての方ばかりです。
不安や恐怖心でいっぱいだと思います。
患者さんが麻酔や生検のイメージが出来るように、不安なく安心して生検に臨めるように
これからも看護師チーム一丸となって取り組んでいきたいと思います。

気になる方はぜひ かしわ腎泌尿器クリニックへお越しください。

by MA

前へ 前へ

お気軽にご相談ください 泌尿器科 / 内科 / 腎臓内科 柏駅東口より徒歩3分 土曜診療あり

お気軽にご相談ください 泌尿器科 / 内科 / 腎臓内科 柏駅東口より徒歩3分 土曜診療あり

お電話でのお問い合わせはこちらから 04-7164-0225

bnr_tel_sp.png

  • 東京慈恵会医科大学附属柏病院 泌尿器科東京慈恵会医科大学附属柏病院 泌尿器科
  • 東京慈恵会医科大学附属柏病院東京慈恵会医科大学附属柏病院
  • クリニックニュース CLINIC NEWSクリニックニュース CLINIC NEWS
  • クリニックニュース twitter
04-7164-0225